【音楽紹介】Azymuth(アジムス) Rhodesプレーヤー ホセ・ベルトラミ追悼
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あぁ、偉大なRhodesプレイヤーがまた一人逝ってしまった(涙)
訃報は知っていたんですが、なかなか書けず遅くなってしまいました。
Azymuth(アジムス)は1972年結成のブラジル リオを拠点にする
ホセ・ロベルト・ベルトラミ(José Roberto Bertrami、キーボード)
アレッサンドロ・マレイロス(Alexandro Malheiros、ベース)
イヴァン・コンチ(Ivan Conti (Mamão) 、ドラム) の3人によるバンド。
Azymuth(アジムス)といえばベルトラミのRhodesというぐらいでRhodes好きの私には特別なバンドだ。
なぜベルトラミのRhodesはこうも気持ちいいのか!
そんなアジムス(Azymuth)のキーボードプレイヤー
ホセ・ロベルト・ベルトラミ(Jose Robert Bertrami)が2012年7月8日に亡くなりました。享年66歳。
アジムス - Wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%83%A0%E3%82%B9
Rhodes好きはベルトラミのRhodesを絶対外してはいけないと思い
大量にあるアジムスの楽曲の中からベルトラミのRhodesが効いている曲を独断と偏見で選んだらキャー大量になりました。Youtube画像ひたすら貼り付けまくります。すみません。
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Azymuth - Outubro 1990「Outubro」よりまずは込み上げ系のこの曲。NHKFMのクロスオーバーイレブンのクロージングに使われた曲。
ベルトラミRhodesの気持ちよさがよく分かります。 チープなシンセタムがなんだかおしゃれに聴こえてくる。不思議だ。
あと、この曲、アジムスのオリジナルだと思い込んでたのですが、恥ずかしながら今頃ミルトン・ナシメント作の曲でアジムスがカバーしたのだって知りました。
これ↓がMilton Nascimento Outubro(1967) サウダージ感あふれる原曲です 。
http://www.youtube.com/watch?v=e5S9Iim8zz4
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azymuth -mimosa 2003「Pieces Of Ipanema」より
サンバリズムに 哀愁感あるコード進行にからむウィスパーボイススキャットが気持ちいい。
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Azymuth "What's Going On" 1985「Spectrum」より
http://www.youtube.com/watch?v=MC3wZkqTJfk
大好きなWhat's Going OnをRhodesでカバーしちゃってます。
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Brazil-Azymuth 1975年のファースト・アルバム「Azimuth」よりRhodesサウンドが気持ちよすぎる ベルトラミ節全開ですっ
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Azymuth - Montreal city 同じくファースト・アルバム「Azimuth」より
http://www.youtube.com/watch?v=QevcpMqmxwE
この曲のなんというかイナタイ感がお気に入りです。
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Azymuth - Faça De Conta もういっちょファーストから(ほんといいアルバムです)
http://www.youtube.com/watch?v=xWkEw3x_BAM
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Azymuth - Festa Nativa 1982「Cascades」より
聴き進むほどベルトラミRhodesの世界へトリップしてしまう。
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Azymuth - Dear Limmertz 1990「Outubro」よりジャズファンクな曲。グルーヴが気持ちいい。
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Azymuth Te Querendo コンピアルバム 2004「Brazilian Love Affair Vol 5」より
http://www.youtube.com/watch?v=GUKLCLIzXY8
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Azymuth Folgada 1987「Before We Forget」
ブラジル特有のサウダージあふれるメロとコード感がメチャメチャせつない。
ジャズファンク グルーヴが気持ちよすぎな曲
Antes Que Esqueca
http://www.youtube.com/watch?v=njrqflEPzPU
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Azymuth Cascades 1982「Cascades」より
http://www.youtube.com/watch?v=-fDOzCMfECc
ハーモニカのメロでせつなさ200%。Azymuthのこの手の曲はほんとハマってしまいます。
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Azymuth & Emilio Santiago - "Demais" 2004「Azymuth. Brazillian Soul」より
いや~この曲もたまらんです。 哀愁・サウダージがあふれ出してる。
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Azymuth - Falcon love call (Armazém No. 2) 1977「Aguia Nao Come Mosca」より
Outubro、Brazil、にも通じるベルトラミRhodes全開のインスト
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Tarde Azymuth from Aguia Nao Come Mosca 1977
http://www.youtube.com/watch?v=dIHWoMXpMW0
クロスオーバーイレブンのエンディング曲「Outubro」になる前はこの曲だったようです。
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Azymuth-Partido Novo 2002「Partido Novo」より
アレックス・マレイロスのベースがカッコイイ。
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Azymuth Next Summer In Rio 2008「Album Butterfly」より
http://www.youtube.com/watch?v=bXjwBbYIadU
最近のリリースより
ベルトラミRhodesしかりアジムスはほんとスタイルが変わらない。これってスゴイことだ。
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Azymuth - Triagem 2008「Album Butterfly」より
http://www.youtube.com/watch?v=F1XdpGB-QP8
同アルバムから この曲もベルトラミRhodes全開。
Rhodesの気持ちいい部分を知り尽くした人間だけがたどり着ける世界なのか!
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Azymuth 'Aurora' 2011 「Aurora 」より
最新のというか メンバー3人での最後のアルバムより
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近年のLIVE映像です。最近あぁ~年だなぁ~と思うことが増えた私ですが Azymuthのlive映像をみると自分もまだまだ頑張らねばと思わせてくれます。
実物のRhodesは鉄の塊のようなものでめちゃくちゃ重いのでliveではシンセで代用するミュージシャンも多いんですけど
ベルトラミはLIVEでも必ず実機を使ってます。さすがRhodes職人です。
Azymuth live at NuSpirit Club
http://www.youtube.com/watch?v=PEgWIpRGcKE
ベルトラミが鳴らしてる鳴り物は一体何?
Azymuth " Fedime's Flight " Live @ the Jazzanova Studio ( a.k.a. SK Office )
レコーディング風景ベルトラミのRhodes奏法が良くわかる画像にしました。
同時一発録音。3人とも譜面なしだ。
Azymuth - Partido Alto (J.R. Bertrami) - Instrumental SESC Brasil - 09/04/2012 portalsescsp 最後にベルトラミ亡くなる3ヶ月前のliveより 珍しくアコースティックピアノを弾いてます。
ベルトラミのプレイはもの静かに表情も変えないんですがなんかドッシリとしていてほんと安心感があります。
指の動きとかほんと無駄がなくてやさしいタッチでスローに見えますね。
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ということで久しぶりの記事なのに長くなってしまった(笑)
アジムスまだまだ大量に楽曲ありますので
アジムス&ホセ・ロベルト・ベルトラミに興味が出た方はさらに掘り下げて見てくださいませ。
ありがとう!ベルトラミ
これからも聴き続けます!
R.I.P. Jose Roberto Pertrami!